アホおやぢの「WSET Diploma の作り方」

何かの間違いで数年前に Diploma を取得しました。今は Candidate でもないのに Diploma について語ります。

D3(Wines of the World)Theory: Burgundy

今回は、Burgundy を見てゆきましょう。 2004年6月 25点(27p) 2005年1月 33点(必須)(22p)/ 17点(P)(27p) 2005年6月 - 2006年1月 50点(必須)(31p) 2006年6月 20点×2(41p) 2007年1月 50点(34p) 2007年6月 100点(44p) 2008年1月 ー 2008年6…

D3(Wines of the World)Theory: Bordeaux

今回は、Bordeaux を見てゆきましょう。 2004年6月 25点(必須)(21p)/ 50点(E)(24p)/ 25点(27p) 2005年1月 33点(必須)(22p) 2005年6月 25点(必須)(30p)/ 17点(31p) 2006年1月 20点×3(P)(37p) 2006年6月 20点(P)(41p) 2007年1月 33点…

D3(Wines of the World)国・地域別出題傾向の表の見方

今回からは、Unit3 Theory の 国・地域別の出題傾向を見てゆきましょう。 最初にお断りしておきますが、この表はものすごく読みにくいです。 さて、復習ですが 問題は全部で7問(=4問+3問)出され、うち5問(=3問+2問)を選択し、3時間20分(=2時間+1…

D3(Wines of the World)日本人合格率

Unit3 Theory の易化についてはこれまでも触れているのですが、今回は具体的に合格率という切り口で掘り下げようと思います。 前のエントリーでも書きましたが、アホおやぢが初めて Unit3 を受験した2015年1月以降の全世界の合格率を書いたのが以下のもので…

D3(Wines of the World)Theory 概論

D3 Theory について説明致します。 まずお伝えしたいことがあります。 アホおやぢは 旧Unit3 Theory で Pass をもらうまで4回 Fail をもらいました。つまり5回目でようやく合格したわけです。 今回からの D3 Theory についてのエントリーは、 そんなアホが…

D3(Wines of the World)Tasting Flight4

今回は、D3 Tasting のFlight4 Mixed bag についてです。 これは お互いなんの関係もない3つのワインについてANP + QA (+BA) を書かせたうえで、国・地域、ブドウ品種(とその理由)を書かせるもので、4つのフライトの中では最も合格率が高いものです。 こ…

D3(Wines of the World) Tasting Flight2+3

今回は、D3 Tasting の Flight2+3 同一国・地域、ブドウ品種違いです。 これは3つのワインについて ANP + QA + BA + ブドウ品種とその理由を書かせた上に、国・地域とそれを特定した理由を書かせるものです。 D3 Tasting 概論でも書きましたが、旧カリキュ…

D3(Wines of the World) Tasting Flight1

今回は、Unit3 Tasting の Flight1 同一ブドウ品種、国・地域違いについてです。これは3つのワインについて ANP + QA + BA + 国・地域を書かせた上に、3つのワインに共通するブドウ品種とそれを特定した理由を書かせるものです。 2004年以降 どのようなブ…

D3(Wines of the World)Tasting 概論

D3 の試験は Theory が初日で Tasting は2日目なのですが、このブログでは Tasting について先に書きます。 D3の試験は 毎年5月と10月に実施されます。試験の概要は以下の通りです。 試験時間 10:30~12:00 Tasting Paper 1 1st flight 同一ブドウ品種 で 国…

D3(Wines of the World)概論

D3(Wines of the World)というのはいわゆる Still Wine のことです。 Tasting(25% of weighting)と Theory(25% of weighting)の 2つのパートから成り立っています。2つ合わせて 50%、つまり半分のウェイトを占めていることからもわかる通りかなりの勉…

D5(Fortified Wines)Theory

D5(Fortified) の試験は90分間の試験時間に、Tasting 3アイテムと Theory 3~4問(一部小問に分かれているものもあり)を解くというものです。 仮に Theory が Fail であっても、Tasting でそれなりの点数をとれていれば平均点合格での Pass を取ることができ…

D5(Fortified Wines)Tasting

ここでは、D5(Fortified)の Tasting についてみていきましょう。 まず、この Fortified Wines ですが、好き嫌いがはっきり分かれます。それも 好き2:嫌い8 くらいではないでしょうか?(旧カリキュラムでは 究極の嫌われ者 Spirits というのがありまし…

D4 (Sparkling Wines) Theory

D4(Sparkling) の試験は90分間の試験時間に、Tasting 3アイテムと Theory 3問(一部小問に分かれているものもあり)を解くというものです。 仮に Theory が Fail であっても、Tasting でそれなりの点数をとれていれば平均点合格での Pass を取ることができま…

D4(Sparkling Wines)Tasting

それでは、D4 と D5 の Tasting と Theory について細かく見ていきましょう。 今回は、D4(Sparkling Wines) の Tasting です。 何はともあれ 中村 阿弥陀如来におすがりし、直前対策講座は必ず出席しましょう! では D4 の Tasting についてみていきましょ…

D4(Sparkling Wines)+D5(Fortified Wines)概論

今回は、D1、D2 の受験後多くの人が受験すると思われる D4(旧 Unit5)(Sparkling Wines)(5% Weighting) D5(旧 Unit6)(Fortified Wines)(5% Weighting) について概略を説明します。 この Unit の試験のパターンは、試験時間90分の間に 3つのワイ…

D1、D2 連続 Fail を喰らった人へ

聞いた話では D1、D2 で連続して Fail を喰らう人も結構いるそうです。 D1 の Fail の原因は以前にも書いた通り、 1.eBook が200ページ近くあり、しかも専門用語のオンパレードなので消化しきれない。(特に Level3 を日本語受験した人) 2.過去問・ER …

D2(Wine Business)

D2(Wine Business)は、D1の次に受験する科目で、D1 と D2 で ワインを作って売るという一連の流れを習得し、 D3(Wine of the World = スティルワイン) D4(Sparkling Wine) D5(Fortified Wine) D6(Independent Research Assignment) の細かいワイ…

D1(Wine Production)

D1(Wine Production)は栽培・醸造・熟成などについての記述式試験で、全ての Diploma 修行者が必ず一番最初に受験しなければならない科目です。 Diploma のコースの申し込み締め切りから3カ月ほど経ってから試験があるのですが、その間は まだ修行者の知…

Tutorial

Diploma Program には オリエンテーションともいうべき Tutorial というものがあります。毎年2回 3月と9月に Caplan で開催されます。 Level3 英語版の授業でお世話になった方も多いであろうエットレ講師が全て英語でお話しされます。エットレ講師の英語はわ…

Enquiry と Feedback

このブログの読者は Level3 は受験されていると思われますので ご存じかとは思いますが、WSET には Euquiry と Feedback というシステムがあります。 Enquiry というのは 答案の再採点をしてもらうこと、Feedback というのは文字通り 答案に対するフィードバ…

Examiners’ Report(ER) と 試験の採点法

Examiners' Report(ER) Examiners' Report は カリキュラム改正前は WSET 本部の Examiners(= 採点者)が、1年に一度 毎年12月ごろに発行していたものです。 問題の解説、いい答案・悪い答案の例などが豊富に掲載されており、受験対策をする際には必須の…

Tasting 問題の取り組み方

Diploma はとにかく Tasting 能力を磨くこと、これにつきます。 Theory は D1~D6 までの全 Unit に課される(D1、D2、D6 は Theory しかない)のに対し、Tasting は以下の3つの Unit にしかありません。 D3(Wines of the world):スティルワイン D4(Spar…

とにかく Tasting 能力を磨くこと そのための阿弥陀如来信仰

Diploma は Theory、それも D3 のそれがとにかく難しく、Tasting はそれほど難しくないという声を聞くことがあります。実際その通りで、Conclusion がうまく書けなくても ANP がちゃんと拾えていれば、最悪でも Pass を取ることは容易です。言い換えると、Le…

Candidate Assessment Guide (CAG)Part2: Tasting

WSET Diploma in Wines Guide to Tasting Examinations を読んだら Candidate Assessment Guide(CAG)を読みましょう。 これは は旧カリキュラムの試験について書かれたものなので、新カリキュラムの Canvas にはありません。CAG は Part1: Thoery、Part2: …

WSET Diploma in Wines Guide to Tasting Examinations

オーストリアの APP である Austrian Wein Academie の HP に WSET が発行している WSET Diploma in Wines Guide to Tasting Examinations というもののリンクが張り付けられています。 https://www.weinakademie.at/diploma_course_materials.php これはや…

Theory 問題の取り組み方

Theory Guidelines と CAG の説明が済んだところで、Theory 問題の取り組み方をまとめてみました。 CAG の8ページにある問題を例にとって説明してみます。 Explain how grape growing and winemaking determine the style of the following wines: a) Beaujo…

Candidate Assessment Guide(CAG) Part1: Theory

Diploma Theory Guidance を読んだら 次は Candidate Assessment Guide(CAG)を読みましょう。 これは 旧カリキュラムの時に WSET 本部より発行されたものなので、新カリキュラムの Canvas にはありません。 CAG は Part1: Thoery、Part2: Tasting から成っ…

WSET Diploma in Wines Preparing for Theory Examinations

オーストリアの APP である Austian Wein Academie の HP に WSET が発行している Preparing for Theory Examinations というもののリンクが張り付けられています。 https://www.weinakademie.at/diploma_course_materials.php 上記のリンクをクリックして …

Specification

Diploma の Global Campus に「Specification」というものがあり,これは Diploma 受験生でなくてもだれでも見ることができます。→ こちら(”Specifications 2021/22” が該当する文書です) これは言ってみれば「憲法」のようなものでDiploma の運営を司るも…

参考書籍 および ウェブサイトなど

新カリキュラムになってからは eBook があまりにも充実しているために、それだけを読んでおけばほぼ大丈夫だそうです。アホおやぢの時代とはえらい違いです。 でも参考書籍を以下にいくつか挙げてみます。 これらは、Diploma をはじめてすぐに買うのではなく…