アホおやぢの「WSET Diploma の作り方」

何かの間違いで数年前に Diploma を取得しました。今は Candidate でもないのに Diploma について語ります。

D3(Wines of the World)日本人合格率

Unit3 Theory の易化についてはこれまでも触れているのですが、今回は具体的に合格率という切り口で掘り下げようと思います。
 
 
前のエントリーでも書きましたが、アホおやぢが初めて Unit3 を受験した2015年1月以降の全世界の合格率を書いたのが以下のものです。
 
2015年1月 27%
2015年6月 32%
--------------- ← (問題易化)
2016年1月 52%
2016年6月 45%
2017年1月 34%
2017年6月 45%
2018年1月 41%
2018年6月 40%
2019年1月 34%
2019年6月    41%
--------------- ← (カリキュラム変更)
2019年10月  42%
以後不明
(どうでもいいことですが、青字はアホおやぢが受験した時を表しています)
 
と数字の上でも明らかに2016年1月を境に合格率が上昇しているのがわかります。
 
 
上の表は全世界の受験者の合格率です。それぞれの回の日本人の受験者数と合格者数は以下の通りです。なお、青字の部分はアホおやぢが実際に受験し受験者数を数えたのでほぼ正確と思われます。ただしこの数字には外国人は含まれていません。カッコ内は合格率です。
 
2015年1月 受験者 21人 合格者 1人(5%)
2015年6月 受験者 不明 合格者 1人(?)
-------------------------------------- ← (問題易化)
2016年1月 受験者 25人 合格者 4人(16%)
2016年6月 受験者 12人 合格者 1人(8%)
2017年1月 受験者 25人 合格者 6人(24%)
2017年6月 受験者 14人 合格者 5人(36%)
2018年1月 受験者 40人位 合格者 3人(8%位)
2018年6月 受験者 30人位 合格者 2人(7%位)
2019年1月 受験者 45人位 合格者 7人(15%位)
2019年6月 受験者 30人位 合格者 5人(16%位)
-------------------------------------- ← (カリキュラム変更)
2019年10月 受験者 40人位? 合格者 7人?(18%位?)
2020年10月 受験者 50人位 合格者 19人(38%位)
2021年1月 受験者 8人 合格者 3人?(38%位?)
2021年5月 受験者35人位? 合格者 調査中(?%)
以後不明
 
 
2016年1月から2019年6月までの受験者と合格者の数字をそれぞれ全部足して
平均合格率を算出すると 15% くらいになります。日本人にとって D3(旧 Unit3)は非常に狭き門であることがわかるかと思います。特に問題が少しでも難しくなると合格者は激減します。
 
2019年10月 の合格率は 旧カリキュラム時とほぼ同じです。これは、カリキュラムが変わり受験者も手探り状態であったということも一因と思われます。
 
2020年10月は、2020年5月 の試験がコロナの影響で中止になったため受験者自体がかなり多かったということもありますが、合格者には失礼と知りつつも、問題が簡単になったこともかなりのウエイトを占めていると思われます。
 
旧カリキュラムでは、Unit3 1発合格 の人はまさに「神」であったのが 2020年10月は おそらく10人以上が「神」になったと思われます。
 
 
【おまけ】
2017年1月に 旧 Unit3 合格者が6人になり、2017年1年で 12人(外国人含む)になったときはCaplan は狂喜乱舞して大騒ぎになったのを思い出します。参考までに、この年から年末にCaplan主催の 解脱者祝賀会が年末に開催されるようになりました。(昨年はコロナのため中止)