アホおやぢの「WSET Diploma の作り方」

何かの間違いで数年前に Diploma を取得しました。今は Candidate でもないのに Diploma について語ります。

D2(Wine Business)

D2(Wine Business)は、D1の次に受験する科目で、D1 と D2 で ワインを作って売るという一連の流れを習得し、
D3(Wine of the World = スティルワイン)
D4(Sparkling Wine)
D5(Fortified Wine)
D6(Independent Research Assignment)
の細かいワインの世界へと入っていくというのが道筋です。
 
具体的には ワインビジネスについての3問から成る記述式試験を60分で解くというものです。これは 1年に4回 6月、10月、翌年1月、3月 (いずれも平日)に行われます。
 
特にワイン業界にいない人は(ワイン業界にいる人でもソムリエというサービス主体の仕事をしている人も)
 
Wine Business をやったことがない
 ↓
特に Marketing はチンブンカンプン
 ↓
あまりやりたくない
 
と、テキストを読む前から 生理的に苦手意識を持つ人が結構いるようですが、実際に試験を受けた人から聞いた話では それほど身構える必要のない科目だとのことです。とは書いては見たものの、Caplan の話では この科目の日本人の合格率は
5割くらいだそうですが(要 真偽確認)。
 
D1 の eBook が 200ページくらいあってしかも内容も見たこともない単語のオンパレードであるのに対し、D2 は eBook が 100ページくらいと半分しかなく、自分が実際にワインを買うときに見たり、考えたりすることも普通に eBook に書かれているらしいので受験者の中には「D1 の方がはるかに訳が分からなかった」という人も多いのが実情のようです。
 
 
D2の eBook は、
1)ワインの価格に及ぼす影響(コスト)、
2)ワイン醸造と販売に関わるビジネス、
3)マーケティングSWOT や 5P)、
の3部構成になっていて、それぞれから1問ずつ出題されるそうです。
 
しかも 3)は1問しか出ないというだけでなく、配点もそれほど高くないそうです。3)で扱う SWOT や 5Pなどのマーケティングツールを使った問題はD3、D4、D5、D6 で出題され(特に D3 と D6では結構出ます)D2 ではそれほど重視されていないので「ああ、こういうツールがあるのね」と軽く流しておく感じでもいいそうです。
 
D2 の合格者の人に聞くと、3問とも問題は eBook をすみっからすみっまで読んでおけばもちろんアウトプットの練習は必要ですが、それほど難しくない試験とのことです。(その割には 日本人の合格率が5割くらいというのが解せませんが)
 
 
気楽に望みましょう!
 
 
【ひとこと】ワインビジネスに関する本は検索するといくつか出てきますが、どれも決め手に欠くよう「これ!」という本はないようです。