アホおやぢの「WSET Diploma の作り方」

何かの間違いで数年前に Diploma を取得しました。今は Candidate でもないのに Diploma について語ります。

WSET Diploma in Wines Guide to Tasting Examinations

オーストリアの APP である Austrian Wein Academie の HP に WSET が発行している WSET Diploma in Wines Guide to Tasting Examinations というもののリンクが張り付けられています。
 
 
これはやや多めの 29ページあるドキュメントですが、極めて重要なことが書かれているのですみっからすみっまで読みましょう。ただし、一部 Nose や Palate の定義(4~9ページ)など流し読みできるところもあるので量の割に真剣に読むところは少ないかもしれません。
 
10ページの採点の仕方について
WSET は基本的には加点法なのですが、Diploma の Tasting については例外です。詳細は10ページを読んでください。
 
12ページの Conclusion
Diploma の Conclusion は Level3 とは格段に違う内容の濃さが求められます。Quality Assessment に6点、Suitability for bottle agieing に3点もの配点があります。Level3 で BLIC というのを習ったと思いますが、これをすべて答案用紙に書いて評価することになります。さらに、D3 の Tasting では、3種類のワインに共通する国・地域やブドウ品種を書いた上に、その結論に至った理由も書かされます。
 
19~29ページの Tasting Note と Conclusion については WSET の Commentary(実際の Tasting Note、Conclusion の例と、それに対するコメント)が書かれていて WSET が採点の手の内を明かしているので精読し、WSET の期待する Tasting Comment が書けるようになって下さい。