アホおやぢの「WSET Diploma の作り方」

何かの間違いで数年前に Diploma を取得しました。今は Candidate でもないのに Diploma について語ります。

Diploma 受験を決めたら

Diploma 説明会を聞いて概略がなんとなくわかってきたところで勉強を進めるために必要な準備をしましょう。
 
まずは、WSET に Diploma Candidate として登録してもらわなければなりません。
 
日本で Diploma を受験できる APP(Approved Programme Provider)は Caplan のみなので、こちらに申し込みをすることになります。
上記 URL をクリックすると申し込みのボタンがありますのでそれをクリックし申込用紙をプリントアウトして初期費用を支払うと準備完了です。なお、質問がある場合は Caplan へ連絡ください。
 
Caplan のHPには 初期費用として、
登録料 55,000円
D1(栽培・醸造の試験) 受験料 23,650円
2年間オンライン受講料 264,000円
Tutorial Programme 受講料 66,000円
の 計 408,650円 を支払うようにとの記述があります。
 
すごい金額ですね!(少なくともアホおやぢにはすごい金額です)
 
いずれにせよ 上記の金額を支払うとWSET本部から登録完了のメールが来るそうです。パスワードを入力すると、Canvas というところにいくつかのドキュメントを見つけることができるそうです。
 
・ Specification
・ WSET Diploma in Wines Guide to Tasting Examinations
・ WSET Diploma in Wines Preparing for Theory Examinations
eBook
   D1 栽培・醸造
   D2 ワインビジネス
   D3 Light Wines
   D4 Sparkling Wines
   D5 Fortified Wines
   D6 小論文
(テキストは全部で1000ページ以上あり、  細かい字でぎっしり書かれているものの内容は(英語さえ読めれば)よくまとめられているし図表や写真も多いので極めて評判がいいようです。なお、このテキストは上記費用を支払って WSET本部に登録してもらわないと入手できず、Level2、3 のテキストのように市販はされていないそうです。)
・ Examiners' Report
 
これで準備は終了です。
 
なお、eBook には「このテキストを読めば 全 Unit Distinction で合格できる」
という趣旨の文言が書いてあるそうです。これは、WSETによる「オレがルールブックだ!」宣言であり、eBookさえ読んでいればあとは不要ということでもあります。
 
旧カリキュラムでは、
・ Oxford Companion to Wine(OCW
・ The World Atlas of Wine(Altas)
 が必須でしたが、WSET も言っている通り
試験に合格するのが目的であれば、新カリキュラムではこれらの購入は全く必要ありません。個人的な意見では、上記の2冊の本のうち Atlas は読み物としても面白いので持っておいてもいいと思いますが、必要になってから買えばいい話で慌てていろいろな本を買い集めないようにしましょう。
 
少なくとも D1、D2 の試験が終わるまでは Atlas の購入は待ちましょう。
 
お金は賢く使いましょう!
 
 
次のエントリーからは、上記のそれぞれのドキュメントについて説明をしてゆくつもりです。